初代Switchを長年使い倒して、新型へ乗り換えようと狙っている人はいないだろうか。

本体価格の約6万円を払えばすべて解決すると思い込んでいるなら、今すぐ財布の紐を締め直した方がいい。

レジを抜けた直後に、別の専用カードを買い足す羽目になる。

カード買い直しの追加出費

本文図解1

本体ストレージは256GBへ増えた。

初代Switchの32GBと比べれば大きな進歩に見える。

問題は外部カードの規格変更にある。

手持ちのmicroSDカードを差しても、ゲームデータの保存には使えない。

Switch 2でゲームを拡張するには、一段と高価なmicroSD Expressカードを買い直す必要がある。写真や動画のコピーには従来のカードを使えるが、肝心のソフト保存は新しい規格でしか受け付けない。手持ちのカード資産を引き継げると思った人は肩を落とすはずだ。

本体代に加えてカードの追加出費まで乗るなら話は別だ。買い替えの負担はさらに膨らむだろう。

安く済ませるつもりで日本語専用モデルを選んでも、アカウントや言語が国内向けに縛られる制限まで付いてくる。

携帯で削られる電池と腕

本文図解2

画面は7.9インチのフルHD液晶へ大型化した。

携帯画面で細部までくっきり見える。その恩恵は間違いなく大きいはずだ。

だがその代償として本体は重くなった。

コントローラーを装着した重さは約534gに達する。

寝転がって長時間遊ぶのはどうだろう? 少々厳しい重さじゃない?

バッテリーの持続目安も約2〜6.5時間にとどまる。

初代Switch現行仕様は約4.5〜9.0時間だ。それと比べれば明らかに駆動時間は削られた。

美麗な画面と高い処理性能を携帯モードでぶん回す代償は、日々の充電頻度に跳ね返ってくる。

マウス操作とチャットの条件

本文図解3

Joy-Con 2の側面にマウスセンサーが載ったのは面白い設計だと思う。

平らな机の上で滑らせてみてほしい。手元でPC用マウスに近い操作ができるはずだ。

ただ、どんな場所でも机の上で操作したいかと言われると疑問が残る。

十分なスペースと滑りやすい敷物が要る。対応ソフトもまだ限られた状態だ。

右側に新設されたCボタンを押せば、内蔵マイクでゲームチャットを即座に開始できる。

友達のプレイ画面をリアルタイムで見られる機能はかなり魅力的だ。

しかしこれもオンラインサービスの加入が前提だ。みまもり設定の確認も欠かせない。

初期設定を終えただけで全機能が自由に動く仕組みじゃない。

買い替えを急ぐべき人の境界

ここまで並べると弱点ばかりに見えるかもしれない。

専用ソフトを最高の状態で遊びたいなら話は別だ。そうした人には確かな価値がある。

初代Switchの長いロード時間にうんざりしていた人なら、処理性能の向上だけで元を取れるだろう。

携帯モード中心でのんびり遊びたい人はどうだろう?

重くなった本体と短いバッテリーは大きな負担になる。専用カードの買い直しにまで付き合う義理はないと思う。

有機ELモデルの鮮やかな発色に満足しているなら、液晶画面への変化も含めて焦る必要はない。

君が今遊びたいタイトルがSwitch 2専用なのか、それとも旧型で事足りるのか。

その一点だけを天秤にかけてほしい。納得できた段階で購入ボタンを押すのが一番だ。

出典