Belkinが2026年4月28日、国内向けにConnectAir ワイヤレス HDMI ディスプレイアダプター(型番:AVC024dqBK)を発売しました。PC Watch報道によると価格は1万7,810円。プロジェクターやモニターのHDMI端子に受信機を差し、ノートPCのUSB-Cポートに送信機を挿すだけで、ワイヤレスで画面を転送できます。
仕組みと基本スペック
送信機はUSB-C DisplayPort Alt Modeで映像信号を取り出し、受信機はHDMIポートへ出力します。Miracastや独自アプリを経由しないため、Wi-FiやBluetoothのセットアップが不要です。ドライバーのインストールも不要とされており、差し込むだけで動作する設計です。
対応OSはWindows、macOS、Chrome OSのほか、DisplayPort Alt Modeに対応したタブレットやスマートフォンも含まれます。
主なスペックを以下にまとめます。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 最大解像度 | 1080p / 60Hz |
| 通信距離 | 最大40m |
| レイテンシ | 80ms未満 |
| ペアリング数 | 受信機1台に最大8台の送信機 |
なお、レイテンシはPC側やモニター側の処理によって変化するとBelkin自身が注記しています。公称80ms未満はあくまで目安として見るのが妥当です。
どのシーンに向くか
会議室・プレゼン用途は最も相性が良い場面です。発表者がプロジェクターのHDMIケーブルを抜き差しする手間がなくなり、1台の受信機に最大8台の送信機をペアリングしておけば、参加者が次々と画面を切り替えられます。最大40mの通信距離は、大型の会議室でも届く計算です。
教室・研修室でも同様に機能します。教卓から前方スクリーンへの表示が有線なしで完結するため、ケーブルの取り回しを省けます。
リビングでのミラーリングは用途次第です。動画ストリーミングをテレビに映したい場合、80msという遅延は映像と音声のズレを感じる水準に達することがあります。映像再生を主目的とする用途では、ChromecastやAmazon Fire TV Stickといった専用デバイスが遅延や品質面で安定します。
ゲーム・4K用途は対象外
解像度は最大1080p/60Hzに限られます。4Kモニターを常用している環境では、出力がフルHDに落ちることを前提に使う必要があります。
レイテンシ面でも、FPSやアクションゲームには適しません。80msという数値は、入力遅延に敏感なゲームプレイでは明確な制約になります。ConnectAirはゲーム用途を想定して設計された製品ではなく、そこまで含めた期待とは距離があります。これは筆者の率直な見立てです。
価格と購入判断
実勢価格は1万7,810円。法人向けの会議室・教室整備であれば、有線工事を省けるコスト削減と照らし合わせて、十分に予算を組める価格帯です。一方、個人がリビングのサブ用途に購入する場合は、用途が絞られているほど購入判断の軸が明確になります。
出典
- Belkin Japan 製品ページ: https://www.belkin.com/jp/p/wireless-hdmi-display-adapter/AVC024dqBK.html
- PC Watch「Belkin、ワイヤレスHDMIアダプター"ConnectAir"」: https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/2105242.html
- Amazon.co.jp 商品ページ(B0FRFR91QT): https://www.amazon.co.jp/dp/B0FRFR91QT

