
台湾でPayPay解禁、GW前に確認する2つの落とし穴
GWに台湾へ行く予定があるなら、出発前にPayPayアプリを開いて確認したい設定があります。PayPayは4月27日から台湾での決済に対応し、40万店舗超がカバーされるようになりました。ただ、台湾旅行を計画している人には先に確認が必要な2点があります。出国前に本人確認を済ませておかないと現地では使えないこと、そして台湾の地下鉄・バスでは対象外という2点です。 PayPayが台湾での利用を2026年4月27日に開始 PayPayは4月27日から、本人確認(eKYC)を完了したユーザーを対象に台湾での「海外支払いモード」の提供を始めました。台湾国内で「TWQR」マークが掲示されている店舗で、PayPay残高からその場で決済できます。 公式が案内する利用規模は40万店舗超。夜市やコンビニなど日本人旅行者が立ち寄る場所が多く含まれるとしています。台湾は2025年9月の韓国対応に続く第2弾で、韓国の200万店舗と比べると現時点の規模は小さいものの、旅行前の本題は店舗数ではなく、出国前設定と交通機関の対象外という2点です。 現地到着後では間に合わない、出国前のeKYC 海外では本人確認(eKYC)の手続きを完了できません。未完了の状態で台湾に到着してから設定しようとしても、海外支払いモードは起動しない仕組みです。日本国内にいる間にアプリを開いて確認しておく必要があります。 GW直前の4月27日開始というタイミングで、出発前に知らなかった人は正直かなり多いと思います。 加えて、現地でWi-FiルーターやeSIM、現地SIMカードを使っている場合、PayPayの海外支払いモードが動作しないことがあるとPayPayのガイドは案内しています。その場合は海外ローミングへの切り替えが必要です。 出発当日に気づいても現地では対処できません。余裕のあるうちにアプリの設定状況を確認しておくことで、現地での詰まりが防げます。 台湾のMRT・バスには、TWQRがあっても使えない 台北MRTや路線バスは、TWQRのロゴが掲示されていてもPayPayの支払い対象外です。交通機関での移動には、EasyCard(悠遊卡)や現金、クレジットカードを別途用意しておく必要があります。EasyCardは台湾到着後に空港や主要駅で入手できるので、交通費は到着直後に確保しておくのが現実的です。 「コンビニで使えるなら交通もいけるはず」という想定は、改札前で崩れます。 PayPay公式のガイドはあわせて、一部の店舗でも利用できない場合があると案内しています。「TWQRマーク=必ずPayPayが使える」ではないため、クレジットカードや現金を予備として持っていくことで、レジ前での対応に余裕が生まれます。 手数料3.85%込みのレートをどう見るか 台湾での決済には、海外ネットワーク事業者の日次レートにPayPayの海外事務手数料(税込3.85%)を加えたレートが適用されます。PayPayポイント付与やスクラッチくじは国内利用と近い形で対象になりますが、手数料が乗るため常に最安の選択肢というわけではありません。 3.85%は正直安くありません。海外対応クレジットカードの事務手数料が1.6〜2.0%前後のものと比べると、使い続けるほど差が積み重なります。ただし現金両替のレートや手間も含めて考えると、夜市やコンビニでの少額決済では十分に使える水準です。 交通・宿泊費までPayPayだけで完結させようとすると、MRTや一部店舗での制約が引っかかります。夜市やコンビニでのちょい使いに絞りつつ、交通や大きな支払いは別の手段に任せる使い方が、台湾では現実的です。 出典 PayPay公式お知らせ: 2026年4月27日から、台湾でも「PayPay」が利用可能に PayPay公式プレスリリース: 台湾でもPayPayが利用可能に PayPay公式ガイド: 台湾 PayPayが使える海外サービス PayPay公式ガイド: 海外で利用する ケータイ Watch: 「PayPay」が台湾で利用できるように