AndroidとiPhone間の共有・移行・RCS更新を示す図解

AndroidとiPhoneの間をまたぐ3つの変化、Googleが一挙発表

AndroidユーザーがiPhone相手に写真を送るとき、LINEかメールへの圧縮が鉄板でした。Googleが2026年5月12日に発表した更新は、その選択肢にQuick ShareのQRコード共有を加えるものです。同日の発表は写真共有だけにとどまらず、iPhoneからAndroidへの乗り換えプロセス、AndroidとiPhone間のRCSメッセージ暗号化まで及んでいます。 📲 Quick Share、QRコード共有が全Androidへ展開 Quick Shareにはすでに、Pixel 9以降(Pixel 9aを除く)やSamsung、OppoなどのAirDrop互換共有機能があります。相手のiPhone側がAirDropを「すべての人(10分間のみ)」に設定すれば、対象Android機種から直接ファイルを送れます。 今回の更新は、その対象外だった機種へも回路を開くものです。対応機種を持っていないAndroidスマートフォンでも、Quick ShareでQRコードを生成し、クラウド経由でiOSデバイスへファイルを共有できるようになります。2026年5月12日から順次展開が始まり、1か月以内に全Android端末へ届く見込みだとGoogleは説明しています。 クラウド経由という点は頭に入れておきたいところです。AirDrop互換の近距離ダイレクト転送とは仕組みが違うため、大容量ファイルを送るときや通信環境が不安定な場面では動作が異なる可能性があります。LINEやメールへの迂回を即座に置き換えるものではなく、選択肢のひとつとして机に載ってきた、という理解が安全だと思います。 📦 iPhoneからAndroidへ、eSIM転送も含む新しい移行プロセス iPhoneからAndroidへの乗り換えは、これまでもアプリや手順が存在しました。今回の発表では、パスワード・写真・メッセージ・アプリ・連絡先・ホーム画面レイアウトをワイヤレスで移せる新プロセスが示されています。 eSIM転送も含まれる点が、個人的にはいちばん注目したところです。SIMカードを差し替えずに電話番号ごと移行できるなら、乗り換えの作業ステップが一段減ります。機種変更のたびに通信会社の窓口を経由する手間が省ける可能性があります。 ただし先行対象はSamsung GalaxyとGoogle Pixelで、今年中のリリース予定です。全機種では使えません。機種変更を控えている人は、自分の次の機種がPixelかGalaxyかどうかで確認のタイミングが変わります。 🔒 Android・iPhone間のRCSにエンドツーエンド暗号化 使えるかどうかは条件次第です。 Googleによると、RCSは現在1日あたり25億件送信されています。そのメッセージングにAndroidとiPhone間のエンドツーエンド暗号化が加わりました。2026年5月11日から、iOS 26.5 betaに対応したiPhoneと最新のGoogleメッセージを使うAndroid間で順次展開されています。 iOS側はiOS 26.5 beta対応が必要で、Android側は最新のGoogleメッセージ、さらに利用している通信会社がRCSに対応していることが前提です。SMS/MMSは対象外。RCS通信に限った話です。 Googleメッセージで鍵アイコンが表示されていれば暗号化が有効になっているサインです。設定アプリを開けばすぐ確認できるので、Googleメッセージのバージョン更新はいまのうちにやっておく価値があります。 ⚠️ 日本での提供時期は「今後発表」 Google Japan Blogは今回の発表について、「日本での提供の有無を含めた具体的な提供地域は今後発表」と明記しています。Quick ShareのQRコード共有、新しい移行プロセス、RCS暗号化のいずれも、日本で即日すべて利用できるとは限りません。 確認できることから動くなら、GoogleメッセージアプリがPlayストアで最新かどうかを見ること、Quick Shareのバージョンをシステムアップデートで確認すること。この2点です。日本語の公式ヘルプページに機能が掲載されたタイミングが、実際に使えるサインになります。 出典 Google Japan Blog: The Android Show: I/O Edition 2026 における最新の発表をご紹介(2026-05-12) Google Android Blog: Android makes it easier to share, switch and connect securely(2026-05-12) Google Android Blog: End-to-end encrypted RCS messaging begins rolling out today for Android and iPhone users(2026-05-11) Googleヘルプ: Android デバイスで Quick Share を使用する Android公式: iPhoneからAndroidへの移行をシームレスに Googleメッセージヘルプ: Google メッセージで RCS チャットをオンにする Engadget: Android 17 includes better iOS file sharing and a forced break for addictive apps(2026-05-12)

2026年5月13日 · 1 分 · テクぽち編集部
消したはずのiPhone通知が残る問題、Appleが修正

消したはずのiPhone通知が端末に残る問題、Appleが同日2本で修正

通知を消した後、その内容がまだ端末のどこかに残っているとしたら、気になりますよね。 4月22日、AppleはiPhoneとiPad向けに2本のアップデートを同じ日に出しました。どちらも見た目は地味な小数点更新ですが、通知に関わる問題の修正が含まれています。 毎日のようにメッセージや認証コードの通知が届く人は、ひと通り読んでおくと損はないです。 2本のiOSが同日配信、修正対象は共通の1件 今回配信されたのは「iOS 26.4.2 / iPadOS 26.4.2」と「iOS 18.7.8 / iPadOS 18.7.8」の2系統で、同じ日に届きました。 どちらも修正しているのは同じ問題です。脆弱性の管理番号でいうと「CVE-2026-28950」という1件だけが対象で、Appleの公式説明には「削除対象として扱われた通知が、予期せず端末上に保持される可能性があった」と記されています。 iOS 18系はすでに「過去のメジャーバージョン」に当たります。それでも同日に同じ修正を届けてきた点は、今回の問題が旧OSも含む話だったことを示しています。 「消えたはずの通知が残る」とは何が起きていたのか Appleの発表には「logging issue(ログ処理の問題)」と「data redaction(データの削除処理)」という2つの表現が出てきます。どちらもユーザーが普段目にしない、端末内部の処理に関する言葉です。 つまりこういうことです。通知を消しても、端末内部のログに内容が残り続けることがあった。見た目には消えているのに、より深い処理レイヤーで情報が保持されていた。それが今回修正された問題の実態です。 修正後は「そもそも残らなくなる」状態になります。見た目の変化はなく、更新を入れれば対処は完了です。 Appleは今回、問題の深刻度や「すでに悪用が確認されている」という情報は公開していません。緊急対応という性格の更新ではなく、問題を確認して塞いだという印象の修正です。それでも、通知に流れるデータの扱いが改善されることは確かです。 海外報道では、削除済みSignal通知の取得事例との関連も指摘されています。ただしApple公式は悪用有無を明言していません。 認証コードや配送通知を受け取る人ほど関係する この修正が最も関係する場面を考えると、通知に個人的な情報が含まれるケースです。 銀行の入出金通知、ネットショッピングの配送状況、ワンタイムパスワードの認証コード。どれも通知センターに表示されて、消去できるものです。消えた後も端末内に記録が残り続けていた可能性があったとなると、スマホを誰かに渡す場面や、修理に出す前、端末を売却する前の確認が少し重要になります。 修理店に端末を持ち込む際、内部を操作されることは珍しくありません。売却前に初期化していれば問題ないですが、ログが通常の削除操作で消えていなかったとしたら、という話です。 認証コードをよく受け取る人、銀行や配送関係の通知をONにしている人は、後回しにせず更新を入れておく価値があります。通知をほとんどオフにしている人や、通知センターをあまり使っていない人は、同じ温度感で急ぐ必要はないかもしれません。 ただ、セキュリティ修正は入れておいて損はない。それが基本です。 対象機種と確認の手順 iPhone 15系ならiOS 26.4.2を確認。XR/XSなど旧めの機種はiOS 18.7.8が出ているか確認。 iOS 26.4.2 / iPadOS 26.4.2 の対象は iPhone 11以降と、比較的新しいiPadです。 iOS 18.7.8 / iPadOS 18.7.8 は iPhone XR / XS 系から iPhone 16 系までの旧系統を広くカバーしています。古い機種を使い続けている人も、今回はきちんと対象に含まれています。 確認と更新は、設定アプリから「一般」→「ソフトウェアアップデート」で行います。更新が届いている場合は画面に表示されます。夜間の自動更新が設定されていれば、すでに適用済みの機種もあるはずです。 端末の設定によっては、Wi-Fi接続時に自動でダウンロードだけ済んでいる場合があります。その状態なら「今すぐインストール」を押すだけで完了します。更新データのサイズは小さく、通常は数分で終わります。 大型の新機能追加はありません。今回加わるのはセキュリティ修正の1件だけです。派手な変化はないまま、通知まわりの扱いが静かに改善されます。 iOS 26系を使っている人も、18系を使い続けている人も、それぞれ対応するアップデートが出ているので確認してみてください。

2026年4月23日 · 1 分 · テクぽち編集部